原稿タイトル「徒手的組織間リリースの治療効果」
 
明日脱稿できるようにもうひと頑張り。この1-2時間の粘りが明日の夜の烏龍茶(ビールではなく)を美味しくしてくれる。
 
 
アブストラクト
 組織間リリース(ISR)は、組織間を連結する疎性結合組織や瘢痕組織を、末節骨先端部でこするようにしてリリースする技術である。ISRは筋、皮下組織(superficial fascia)、腱、骨膜、靱帯、関節包、神経、滑液包、脂肪体などあらゆる組織に適用される。その目的は、拘縮治療、マルアライメントの矯正、神経絞扼障害や慢性疼痛治療に及ぶ。その臨床的意義は、鏡視下での瘢痕に対するデブリードメントやハイドロリリースと比較される。ISRの利点は、ターゲットとなる組織の状態や誘発される症状を「触診」により把握できること、関節拘縮のように広範囲の組織の癒着が関与する場合にも時間が許す限り広範囲にリリースを実施できること、関節肢位に応じて変化する軟部組織の走行を正常化できることなどである。一方で、エコーと同時使用ができないこと、治療に時間を要すること、技術習得に時間を要することなどが課題である。

 
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