足関節脱臼骨折後の拘縮
 
 
先日の投稿以降、拘縮治療においてアキレス腱深部の脛骨神経の存在を強く意識するようになりました。そして脱臼骨折後の背屈制限に対して、後脛骨筋、長趾屈筋の次に長母趾屈筋ではなく脛骨神経と取り組むようになりました。それまでは直接長母趾屈筋に手を出していたこともありました。
 
  
脛骨神経が長趾屈筋と長母趾屈筋に挟まれ、さらにアキレス腱に抑え込まれているので、容易に周囲と癒着するように思われます。最初にアキレス腱/ヒラメ筋複合体を長母趾屈筋や長趾屈筋からリリースして側方への可動性を確保し、それからアキレス腱と脛骨神経の間のリリースを行います。
 
 
その後、脛骨神経と長母趾屈筋や長趾屈筋からリリースし、また関節包からリリースして正常な可動性を取り戻していきます。

脱臼骨折の場合、腓骨骨折に伴う腓骨筋と長母趾屈筋の頑固な癒着が必発するので、その解決には骨間膜も含めたリリースの完成度を高めなければなりません。これまでは腓骨筋側からのリリースのみでしたが、脛骨神経を動かしてみると、脛骨神経側から長母趾屈筋の深層にて骨間膜にまで到達できるようになりました。
  
 
なかなか大変な作業ですが、絶対に100点満点の可動域を目指します。この内容はCSPT足関節編でも実技で行いたいと思います。

 
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