股関節疾患の治療を学ぶ
 
 
いろいろな部位の治療において、その部位のプロ中のプロ、第一人者から多くのことを学びます。股関節疾患の治療についても、勝手ながら数人の師匠からいつも刺激をいただき、たくさんの教えをいただきつつ自分の治療を構築してきました。
 
 
FAI(大腿臼蓋インピンジメント)については、日本の股関節鏡の第一人者である内田宗志先生(産業医大)の股関節鏡の適応についての研究や著作物、技術の進歩、後輩指導、論文執筆・投稿などから何者にも代えがたい刺激を頂いてきました。20年ほど前にラグビーを通じて知り合わせていただき、同時期にアメリカとカナダに留学したこと、帰国後は股関節鏡のプロとして活躍されてきました。学会等でお会いするたびにたくさん刺激をいただきます。進化のスピードが鈍らない内田先生の姿から、自分自身の進化のスピードを早めなければと言う気持ちになります。そういう意味で、いつも尻を叩いて頂いています。
 
 
グローインペインについては、言うまでもなく仁賀先生(JINスポーツ整形外科)の深い洞察と豊富な臨床データに基づく治療の考え方からたくさん学ばせていただいております。妥協のない診察とMRI検査のディレクションを拝見し、学生の時のように問診や検査結果の解釈について見直すきっかけをいただきました。私の著作にご校閲頂いたり、論文を引用させて頂いたり、とても感謝しています。
 
 
そして、加谷先生(札幌羊ケ丘病院)とは2016年の整形外科スポーツ医学会のシンポジウムで初対面でしたが、それ以降股関節鏡によるデブリードマンにより、股関節疾患の症状や機能を短期間で改善させる手術を見させて頂いたり、私の組織間リリース直後の関節周囲の状態を見せていただいたり、と私自身の治療の結果を目の当たりにする機会を頂いています。手術に至る前に、徒手的にPTが解決できる部分も多いはずというのは加谷先生と私とで一致しており、その期待に答えるべく股関節疾患に対するPTとしての治療法の進歩をリードするというモチベーションを植え付けていただきました。
 
 

宮武先生(横浜市大)とは今年の2月に横浜での勉強会でお埃し、ハイドロリリースについてたくさんのことを教えて頂いています。ハイドロリリースでの癒着の治療は、組織間リリースが目指すところでもあり、その緻密さ、再現性、科学性などを参考に、組織間リリースの進化が一気に加速してきました。それ以来、皮神経のリリースや関節枝のリリースなど、末梢神経の末端まで指先で同定し、効果的にリリースできるようになってきました。宮武先生との出会い以降、注射針と同じレベルの指先の感覚と組織の識別能力を得るべく、治療における集中力は格段に進化できました。
  
 

そんな中、内田先生からお声掛けいただき、第14回日本股関節鏡研究会のシンポジストしてご招待いただきました。内田先生、宮武先生のご講演があるだけでなく、股関節橋のエクスパートが集まる勉強会は、参加者としてもたいへん楽しみにしています。
 
  
同研究会は9月1日(土曜日)に北九州で開催されます。広島からも数多くの参加者が集まることと思いますが、全国から来られる皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

http://www.congre.co.jp/jsha2018/program/index.html

  
 

 
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