リアライン ・・・ からだのゆがみを科学する
 

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2018年7月9日 リアラインコンセプトに基づく周産期ケア

 
リアラインコンセプトに基づく周産期ケア
 
  
■ リアライン周産期ケア
「周産期の母体には驚くべき適応が生じますが、組織の伸張性や滑走性の個体差やもともと存在した癒着の影響により、母体には多彩な不快感が生じます。骨盤周囲の痛み、腹腔内の圧迫による呼吸・摂食困難、下肢の浮腫みなどが代表的です。当研究室では、骨欄や胸郭のリアラインセラピーの治療経験を周産期に活かした周産期ケアのノウハウを構築し、その普及活動を行っております。」

■ 内容
1. 妊娠後期のコンディショニング
1)腹腔容積拡大 ⇛ 呼吸・食事・睡眠の改善
 胸郭周囲皮下組織・腹筋群リリース
 腹直筋深層リリース
 外側縫線(lateral raphe)リリース
2)骨盤アライメントの改善 ⇛ 仙腸関節痛改善
 股関節周囲の癒着解消 ⇛ 股関節内転・屈曲可動域改善
 仙骨周囲・殿部の癒着解消 ⇛ 仙骨アライメント改善
 坐骨神経癒着解消
3)下肢浮腫改善
 大腿静脈周囲のリリース
 
 
2.臨月のコンディショニング
1)胎児の降下に伴う骨盤関節へのストレス集中の回避
 恥骨結合離開 ⇛ 仙腸関節周囲のリリース
 一側仙腸関節の離開 ⇛ 対側仙腸関節・恥骨結合周囲のリリース
 両側仙腸関節の離開 ⇛ 恥骨結合周囲のリリース
2)仙骨前傾による産道の拡大
 尾骨前方偏位(仙骨後傾位)の改善(尾骨周囲のリリース)
3)強制呼気トレーニング
 伸長されていた上部腹横筋収縮の再学習
  
  
3.出産直後のコンディショニング
1)姿勢改善
 背筋群の緊張寛解:外側縫線(lateral raphe)リリース
 胸郭アライメントの改善:胸郭・皮下組織のリリース
2)骨盤安定化
 骨盤アライメントの改善:股関節周囲の癒着解消
 リアライン・コア
 スタビライゼーション(非荷重位、荷重位)
 強制呼気トレーニング:伸長されていた上部腹横筋収縮の再学習
3)下肢浮腫改善
 大腿静脈周囲のリリース
 
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2018年7月9日 ウーマンズヘルスケアフォーラム2018 in 大阪

 

 
<ウーマンズヘルスケアフォーラム2018 in 大阪>
 
  
大阪で開催された研修会で講演および2コマの実技講習を担当しました。婦人科疾患や周産期の治療を専門としているわけではありませんが、リアライン・コンセプトに基づく骨盤治療、胸郭治療の経験は、快適な妊娠生活および速やかな産後の回復に多大な貢献ができます。
 
 
坂本先生(聖隷クリストファー大学)の博士論文のテーマとして取り組んできた産後の骨盤ケアの研究成果も踏まえて、リアライン周産期ケアという概念を構築しています。妊娠後期でも背臥位で快適に眠れるように、また産後1週間で快適に動き回れるように周産期ケアを行います。
  
 
実技講習では、受講者(その大部分が女性)に患者モデルを募集したところ半数以上が手を上げ、受講者の多くが何らかの不調を持っていることがうかがえました。
 
 
主なデモンストレーションの内容は以下の通りでした。
1)椅子坐位ので仙骨から坐骨にかけての不快感
 仙骨傾斜に伴う長後仙腸靭帯痛、坐骨神経の坐骨外側への癒着による近位ハムストリング症候群。仙骨傾斜の改善と坐骨・坐骨神経間リリースで症状消失。
    
2)一側股関節開排制限
 寛骨前傾にともなう恥骨結合の下制による開排制限。寛骨下制の原因は、小殿筋と大腿直筋の間に存在する大腿神経の枝が癒着していたためで、これをリリースすることにより寛骨前傾が解消され、開排制限も消失。
   
3)ヘルニア後の脊椎屈曲制限
 第10肋骨から寛骨にかけて腸肋筋が強く緊張。特に第12肋骨先端部に圧痛が強く、肋骨先端により腸肋筋が押し広げられている状態。腸肋筋を背側に移動させた上で内側に向けてリリースした結果症状は消失。
    
4)後屈制限、胸椎部背筋痛
 一側寛骨の内旋が認められたため、縫工筋と長内転筋の癒着をリリース。これにより後屈時の寛骨内旋が消失し、腰部から骨盤にかけて不快感が消失。
 次に、第8胸椎レベルの多裂筋と最長筋との癒着に伴う背筋痛に対して、両筋間の癒着をリリースして症状消失。
    
5)一側開排制限と股関節外側部痛
 一側の恥骨下制に対して、寛骨を前傾させている小殿筋を関節包からリリースし、開排制限は解消。しかし、開排時の股関節外側から後部にかけて不快感が残ったため、中殿筋・小殿筋間および大腿筋膜・中殿筋間をリリースして症状消失。
     
その他、
・上、中殿皮神経痛
・梨状筋症候群(関節包との癒着)
  
  
いずれもアスリートに生じる骨盤周囲の問題とほぼ同じであり、産後の女性に特有のものではありません。CSPTの骨盤、股関節・鼡径部を習得すればほぼ解決できるはずです。

 
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2018年6月29日 組織間リリースの垂直方向の力

 

 
以前の投稿で書き忘れました。

組織間リリースの垂直方向の力は、妊婦さんのお腹が凹まないくらい。胎児がびっくりして目を覚まさないように進めていきます。
  
  
腹直筋の裏側の面をたどるようにして指先を移動させるので、その深部の筋を押し込む必要は一切ありません。圧よりも深さを確保し、その面状を指先が辿っていれば、「滑走限界」が鮮明に感じられ、「リリース感」も同様に感じられます。その結果、腹直筋はどんどん内側に向かって剥がれていくのがわかります。

 
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2018年6月27日 妊娠後期のコンディショニング2「息苦しい」

 

 
妊娠後期のコンディショニング2「息苦しい」
  
  
妊娠9ヶ月目に入り腹部の張りが強くなってきて、呼吸が苦しく、さらには胃が圧迫されて食事も苦しいとのこと。Buffetで食べ過ぎた状態が毎日続くようなものだそうです。
 
 
腹腔の容積を拡大することで上記の苦痛が改善する場合があります。具体的な対策として、以下を実施しました。
・肋骨弓上で外腹斜筋を肋骨からリリースし、下位胸郭の可動性を改善
・腹直筋を内側にリリースし、腹直筋の外側に内腹斜筋が開大する可動性を確保
・Lateral rapheにおいて腸肋筋を腹横筋腱膜からリリースし、腹横筋の弛みを確保
 
 
上記を数分間実施したところ、呼吸に伴う胸郭運動が拡大し、腹部全体の緊張が低下しました。後傾位でしか椅子坐位がとれなかったのが、直立位でも座れるようになりました。

 
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2018年6月27日 妊娠後期のコンディショニング1 「脚がむくむ」

 

 
妊娠後期のコンディショニング1 「脚がむくむ」
 
 
妊娠9ヶ月目に入り下肢のむくみに耐えられないとのこと。確かに下腿遠位部から足部にかけてかなり浮腫んでいます。

  
胎児が骨盤内の血管を圧迫することも考えられますが、先ず手の届くところとして大腿静脈を内側広筋の深層および大腰筋の浅層でしっかりと癒着から解放しました。また大腿静脈を恥骨上枝の近位(骨盤内の入口部分)でも外側に向けて移動させるようにリリースし、血流を改善させます。

左の動画は大腿静脈のリリース、右の動画は大腰筋上での大腿静脈のリリースです。
    
   
これにより、下肢の血液が近位に一気に流れ込むことが感じられたそうです。もちろん、下腿遠位部の浮腫も軽減

 
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2018年6月27日 妊娠後期の仙腸関節痛

 

 
妊娠後期の仙腸関節痛
  
  
妊娠後期に胎児の成長とともに骨盤は弛んでくると思われがちですが、実際には胎児が下がってくる出産直前まではほとんど弛みません。したがって、この時期の仙腸関節痛は非妊娠者の通常の仙腸関節痛とほぼ同じと考えて治療を進めることができます。

 
疼痛部位は右PSIS付近(One finger test +)
前屈、後屈、寝返り、右脚荷重で鋭痛

アライメントは、
 PSIS間距離11cm
 右寛骨後傾、左前傾
 仙骨左傾斜(尾骨は右方向に偏位)
ということで、左鼠径部と右臀部のリリースによりアライメントはほぼ対称となり、PSIS間距離も10cm程度にまで改善。
 

この時点で疼痛は大きく改善したが、もう少しPSIS周囲の痛みを探るため触診を実施。疼痛部位は中殿皮神経と長後仙腸靱帯であることを特定したので、これらを徒手的にリリース。痛みはほぼ0に改善しました。
  
  
非妊娠者の治療と異なる点は、腹臥位での治療ができないため、側臥位となること、またリアライン・コアを使用しにくいこと等が挙げられます。これらを除けば、ほぼ問題なく通常の骨盤リアラインの治療を行うことができます。

最後に帰宅後の本人のコメント:
「寝返りの痛みがなくなり、本当にびっくりです!」

 
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2018年6月26日 副神経リリース

 

 
副神経リリース
 
  
頸部・上背部痛の治療の際に、僧帽筋の裏側で見つけた神経は副神経でした。肩甲挙筋や棘上筋内側部にも触れている滑液包に副神経が巻き込まれていました。いきなり神経を剥がすのではなく、滑液包を分離することを先行させて、慎重に神経にアクセスしなければなりません。
 
 
僧帽筋と菱形筋あたりに痛みを発する場合に、それぞれの筋の滑走不全を治療していました。それなりに症状は軽減しますが、どうもすっきりしないこともあります。副神経の探索は、JOSKASでの皆川先生の講演で頂いたヒントを元に、僧帽筋下の神経を探してみたところ、2箇所の症状に対して効果が得られる神経の癒着を見つけることができました。
 
 
今回、患者さんに説明したのは、「ぶどうを潰さないくらいの力しか使わない」ということでした。症状のない部位であれば、痛みを全く感じないくらいの力です。弱い力で、指先のセンサーの感度を高めて治療を行います。
 
 
エコーでの検証は未実施ですが、筋間の癒着の治療において、その間に挟まれている神経の存在を確認することが望まれると強く感じています。ISR上級編では、筋間の神経を正確に見つけることをテーマにしようかと考えています。

 
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2018年6月28日 踵部脂肪体の痛み

 

 
踵部脂肪体の痛み
 
 
踵部脂肪体周囲の痛みの治療に難渋することが多かったのですが、これに対して踵骨内側から脂肪体に向けて下行する「脛骨神経内側踵枝」を脂肪体内から足根管付近まで辿ってリリースしたところ、踵の痛みがスッキリ消失したという症例を経験しました。
 
 
脂肪体内にある神経は以前から認識していましたが、それを3-4cm上方まで辿ったことはありませんでした。特に強いTinel signがあるわけでもなく、神経症状とは捉えにくい症状でしたが、神経をリリースしようとしたときに鮮明に主訴が再現されたことがヒントになりました。

 
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2018年6月24日 CSPT胸郭編

 

 
CSPT胸郭編を開催しました。
  
  
腰椎運動を最高の状態に戻すためには胸郭の可動性とアライメントの治療が不可欠、そして腹筋群の役割分担の最適化が必要。腹横筋のトレーニングの前に、腹横筋の滑走性が必要。
   
 
徒手療法や運動療法で胸郭の拡張性や筋機能を整えたあと、リアライン・コア胸郭ユニットのエクササイズを行いました。すでに胸郭の可動性が得られているので、その効果も通常の2倍増しといったところです。一家に1台必要、脊椎の健康を保つため国策で全国民に使用させるべき、という受講者の声が聞かれました。
 
 
次回は「腰痛・骨盤痛編」です。仙腸関節痛に悩むセラピストのご参加をお待ちしています。患者モデルとしてのご参加も歓迎します。
https://realine.info/schedule
   
   
ところで腹横筋が内腹斜筋から解放されると、その機能が改善します。今日のセミナーでは、片側のみウエストの「くびれ」ができた人が多発しました。片方だけくびれてしまった方、続きは組織間リリースの技術を使った美容サロン「Salon de joi」にお越しください。
https://liberacion.shop/shop/
 

 
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