リアライン ・・・ からだのゆがみを科学する
 


ISR(組織間リリース®)セミナー2018

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セミナーご紹介
 関節疾患が思うように治らないとき、関節拘縮やその原因である組織間の滑走不全が障壁となっていることが少なくありません。組織間リリース®またはISR®(=Inter-Structural Release)とは、長期間の「拘縮」や「可動域制限」に対しても、確実に可動性を回復させるための徒手療法技術です。2016年度から開催しているISRセミナーを「初級編」と位置づけ、2018年度から「中級編」を開催します。中級編では、股関節包の癒着を含め、深層のリリースの完成度を高めることを目標とします。

 


 

ISR®とは
 ISR®(=Inter-Structural Release)とは、組織どうしをゆるく結合している疎性結合組織をリリースすることを意図した徒手的治療法です。このテクニックは、広島国際大学教授の蒲田和芳が20年間に渡り徒手療法の技術開発に取り組んだ結果たどり着いた技術です。治療技術として用いるだけでなく、1㎜単位での詳細な触診が可能になり、さらには触診により痛みを「計測」するための技術でもあります。ISR®は、主に以下のような目的で使用されます。
 

1.慢性痛への効果
 運動器の慢性痛には少なからず組織間の癒着が関与しています。Fascia(線維性結合組織)の重責をエコーでの生理食塩水でリリースすることにより、頑固な慢性痛が改善されることが近年わかってきました。また、股関節鏡手術において、関節包に癒着する瘢痕組織をレーザーやシェーバーでリリースすることで、術後の可動域と疼痛の大きな改善が得られることが分かってきました。さらに、慢性炎症により形成された異常血管と疼痛との関連性、fascia内の水分の可動性と発痛物質との関係なども解明されつつあります。これらは医師による治療技術として近年発展していますが、ISR®を習得することにより、セラピストもこれらと同様のことを実施できるようになります。
 
2.マルアライメントの修正
 ヒトが正常に身体運動を行うためには、皮膚、皮下脂肪、筋、腱、靱帯、関節包、骨膜など全ての組織において、隣接する組織との間で可動性を保つ必要があります。ISR®を用いることで、組織間の癒着に基づく慢性痛を取り除くだけでなく、マルアライメントの修正を進めることが出来ます。ISRは蒲田が関節疾患治療の設計図として提唱しているリアライン・コンセプト」を進める上で不可欠の要素となります。
 
3.正常な筋機能の獲得
 炎症や組織損傷の結果として癒着している組織をリリースすることができるようになります。例えば、ハムストリングスの肉ばなれのあと、半膜様筋と大内転筋、大腿二頭筋長頭と半腱様筋などが癒着し、それがしこりや違和感として感じられ、筋が痙攣したり、肉ばなれしそうな不安感をもたらしたりします。深い屈曲位でのハムストリングスの最大収縮で、筋がつりそうになることはよく経験されることです。ISR®を習得すると、これらを確実に、しかも症状や機能の変化を検証しながら治療を進めることができます。

 ISR®の技術は、繊細な指先の触診技術とともに進歩してきました。具体的には、指先を組織の間に滑り込ませて、末節骨遠位端を使って1㎜の精度で疎性結合組織をリリースします。その結果、あらゆる軟部組織(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜など)を対象として、組織間の癒着をリリース(解放)し、滑走性を改善するものです。組織をつぶすことなく、溶かすように組織間の滑走性を改善させます。幼児期のときのように、すべての組織がスムーズに滑るようになることで、組織の緊張が軽減され、癒着による痛みが軽減されます。

 

セミナー内容
 
1.ISR®2018初級編

Fascia(線維性結合組織)の基礎知識、ISRの理論と方法、皮下組織・筋間リリースを行います。座学として、リリースの対象となるfascia(線維性結合組織)と組織間をゆるく結合する疎性結合組織 の構造や特性を解説します。またISR®の基礎技術である指の使い方を、自分自身やパートナーの皮下組織や筋間において実践します。「溶けるように剥がれる」という感覚を実感することを目標とします。
 

(1)セミナーの内容
<第1回>
fasciaリリースの基礎知識、皮下組織、筋間リリースを通じて、組織間の癒着を「溶かす」技術を学びます。
 
<第2回>
肩関節の可動域制限をもたらす肩甲胸郭および肩甲上腕関節にまたがる筋を一つずつ丁寧にリリースし、確実に可動域の変化を得るための技術を習得します。

 
<第3回>
膝関節を例に筋、腱、関節包間の癒着のリリースを行い、その可動域制限を取り去る確かな技術を習得します。午後には、膝関節のマルアライメントの修正に必要な膝関節周囲のリリースを行い、受講者間で互いに採点します。
 

(2)到達目標
・Fasciaの用語、構造、リリースの効果を理解すること。
・皮下組織、筋間の癒着を「溶かすように」リリースする技術を習得すること。
・肩関節の可動域、膝関節の外旋マルアライメントを確実に改善できるようになること。
 

(3)対象
・医師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼灸マッサージ師
・アスレティックトレーナー(ATC、JASA-AT)、パーソナルトレーナー
・海外で徒手療法または医療資格、医療類似資格を取得された方
(日本の法的な制約を理解し、習得した技術を合法的に用いることができる方)
 
 
2.ISR®2018中級編

「中級編」では、すでにISRセミナーを修了された方、CSPTを受講されてリリースを実施できる方を対象とします。最終的には、股関節の関節包と周囲の筋との間のリリースを完成させ、股関節の可動域制限を完全に解消することを目標とします。
 
(1)セミナーの内容
<第1回>
皮下組織・大腿筋膜張筋・中殿筋・小殿筋・大腿直筋のリリース
 
<第2回>
大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋、坐骨神経、大腿方形筋のリリース

 
<第3回>
鼠径靱帯、大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、腸骨筋、大腰筋のリリース
 

(2)到達目標
・Pincer変形や関節唇損傷など、大腿骨頭周囲の触診ができること
・坐骨神経や大腿神経を癒着から解放できること
・小殿筋、腸骨筋、大腰筋、梨状筋など、股関節包に接触する筋を関節包との癒着から解放できること
 

(3)対象
・過去のISR®セミナー初級編を受講した人
・過去のCSPT(クリニカルスポーツ理学療法セミナー)を受講した人
・その他、蒲田が講師を務めたセミナーでISRの技術を学んだことがある人
 

セミナー要項

 
<初級編>
★京都会場★~初級編~⇒申し込みはこちら
 
※ISR(組織間リリース®)は、3回のセミナーで1カリキュラムとなります。セミナーの個別参加はできません。
また、他会場への振替受講もできませんので、予めご了承ください。

 
◎第1回
開催日時:2018年7月22日(日)
開催場所:京都テルサ
東館3階 D会議室
(京都市南区東九条下殿田町70番地)

内容:基礎理論と技術
 
◎第2回
開催日時:2018年8月25日(土)
開催場所:京都テルサ
東館3階 D会議室
(京都市南区東九条下殿田町70番地)

内容:筋間リリース
 
◎第3回
開催日時:2018年9月29日(土)
開催場所:京都テルサ
東館2階 中会議室
(京都市南区東九条下殿田町70番地)

内容:筋・腱・骨膜・関節包等のリリース、技術テスト
※講習時間は全て9:30-16:30
 
 
<初級編>
★東京会場★~初級編~⇒申し込みはこちら
 
※ISR(組織間リリース®)は、3回のセミナーで1カリキュラムとなります。セミナーの個別参加はできません。
また、他会場への振替受講もできませんので、予めご了承ください。

 
◎第1回
開催日時:2018年11月10日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:基礎理論と技術
 
◎第2回
開催日時:2018年12月22日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:筋間リリース
 
◎第3回
開催日時:2019年1月26日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:筋・腱・骨膜・関節包等のリリース、技術テスト
※講習時間は全て9:30-16:30
 
 

<中級編>

※ISR(組織間リリース®)は、3回のセミナーで1カリキュラムとなります。セミナーの個別参加はできません。
また、他会場への振替受講もできませんので、予めご了承ください。

 
◎第1回
開催日時:2018年4月21日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:皮下組織・大腿筋膜張筋・中殿筋・小殿筋・大腿直筋のリリース
 
◎第2回
開催日時:2018年5月19日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋、坐骨神経、大腿方形筋のリリース
 
◎第3回
開催日時:2018年6月23日(土)
開催場所:株式会社ルネサンス 第1-2会議室
(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア3F)

内容:鼠径靱帯、大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、腸骨筋、大腰筋のリリース
※講習時間は全て9:30-16:30
 


※お申込みいただく前に、必ずお読みください。(2017年12月25日改定)

 


クリックするとPDF広告がご覧いただけます。こちらの用紙でFAXお申込みも可能です。

 

受講者からのコメント

<実技面>
・学生時代、実習先の先生方からリリースを学ばせて頂き、その感覚で臨床を日々過ごしてきましたが、今回改めて組織間リリースの正確な方法がわかりました。実際に体験して可動性が改善しました。(20代男性)
・肩関節周囲の筋が強固な癒着から解放され、自分でも驚くほどの可動域が獲得されました。(20代男性)
・指先の感覚とパートナーの痛みが消えた瞬間が一致しました。(30代男性)
・今回肩関節の周囲のリリースをさせていただくにあたり、自分なりに解剖を勉強してのぞみました。今まで何気なく触診していた筋が一つ一つめくれていくに従って深層の筋がはっきり触診でき非常に面白く1日があっという間に終わってしまいました。(30代男性)
・このテクニックを是非極めたいと思います。(40代男性)

 
<理論面>
・滑走を改善し筋機能を正常にすることで獲得できる可動域がある事を今日の講義で学べました。(20代男性)
・結合組織の解剖生理学および介入前後の筋滑走エコー評価などを踏まえて,皮下帯膜や深筋膜が可動域制限の主因子になる解説がとてもわかりやすかったのです。(40代男性)
・本組織間リリースこそがPTとしての本当の機能障害治療理論技術だと確信しております。(40代男性)
 
 

記事紹介

【記事紹介】「徒手療法で変えるのは痛みだけではない!!!」 ※クリックすると記事を閲覧できます。

ISR®を用いることで痛みを取り除くだけでなく、マルアライメントを変えることが出来る
組織間リリース(Inter-Structural Release®;以下、ISR®)は組織間の結合組織をリリースするテクニックであります。リアライン・コンセプト(⇒前回、理学療法士がアライメントを変える意義と必要性を参照)に基づき、マルアライメントを作る原因因子へのアプローチにより、マルアライメントを矯正します。その過程では、
①微小な関節マルアライメントの同定
②マルアライメントが症状や運動機能(結果因子)にどのように影響しているのかを考察
③マルアライメントを形成した原因因子を同定
④原因因子への対策によりマルアライメントを矯正が必要になります。
すなわち、ISR®を用いることで痛みを取り除くだけでなく、マルアライメントを変えることが出来るのです。このISR®には正確な触診技術、そして精密なリリース技術が必要になります。ISR®は他の徒手療法とは異なり、組織をつぶすことなく、溶かすように組織間の滑走性を改善させます。また治療技術だけでなく、1㎜単位での触診、また触診により本人のコメントを聞かずに痛みを判定するような触診技術を習得できます。⇒続きはこちらをクリックください。
 
【記事紹介】「組織間リリースで何を変えられるのか?-慢性的なアキレス腱炎に対して-」 ※クリックすると記事を閲覧できます。

ISR®は痛み、障害を引き起こしている原因因子への対策によりマルアライメントを矯正
組織間リリース(InterStructural Release:以下、ISR®)はオリンピック帯同、数々のトップアスリートの治療を経験する中で、その障害を取り除くのに最も有用として、考案した治療技術です。この技術を用いて、痛み、障害を引き起こしている原因因子への対策によりマルアライメントを矯正します。ISR®の対象組織となる筋間、組織間は疎性結合組織でつながっています。それが密になり、滑走性が低下した組織間にアプローチしていきます。この治療技術の伝達セミナーを「ISR®」として全三回の日程で行っています。少人数制で確実に技術を伝達し、臨床ですぐに使えるとして、好評を頂いております。⇒続きはこちらをクリックください。
 
【記事紹介】「組織間リリースでO脚を変える」 ※クリックすると記事を閲覧できます。

組織間のリリースにより、下腿内旋可動域が得られてスラストの改善
冒頭のISR®がO脚を変える?という議題ですが、経験上間違いなくアライメントを変えることができます。昨年、当研究室で実施した研究において、大学生の若者でもスラストが見られることを発見しました。すでに変形性関節症への進行が始まっているということと考えられます。その膝の特徴として、大腿骨に対して脛骨が外旋・外方に偏位していること、外側には脛骨を引く強い緊張があること、そして内側にも膝を内反させるような腓腹筋内側頭とヒラメ筋や鵞足との滑走不全が認められました。つまり、下腿外旋拘縮が起こっていたということです。組織間のリリースにより、下腿内旋可動域が得られてスラストの改善が得られました。⇒続きはこちらをクリックください。
 
【記事紹介】「筋、軟部組織、そして関節包を指先で見る」 ※クリックすると記事を閲覧できます。

ISRの技術のもう一つの特徴
SRの技術は、治療だけでなく、滑走性の評価にも重要な役割を果たします。さらには、それを続けることで、臨床で何よりも大切なスキルである「触診」の技術を格段に進歩させることができます。総腓骨神経のような直径1-2㎜の神経、血管、膝内側側副靱帯(MCL)と内側半月板との間の滑走不全、大殿筋の深層における梨状筋と股関節関節包との間の癒着などを、鮮明に触知し、その状態を判断できるようになります。ISRの技術のもう一つの特徴は、触れることで圧痛のレベルを知ることができます。滑走不全が作り出す痛みは、それをリリースしようとしたときに触知され、その癒着の程度から痛みの程度を推測できるようになります。それにより、患者様とより信頼関係をもって治療を進めることが可能になります。⇒続きはこちらをクリックください。
 
【記事紹介】「快適にハイヒールやパンプスを履きこなすための足作り」 ※クリックすると記事を閲覧できます。

目指すゴール、理想のアライメントは1つ
足部の痛みは、健康な人も含めてとても多くの方が悩む問題です。足底腱膜炎、扁平足、ハイアーチ、外反母趾など、多くの病態があります。しかし、それらに対しても、目指すゴール、理想のアライメントは1つであり、その獲得のためには正確な評価と治療技術が必要になります。ISR®は、他の関節のリアラインと同様に、足部のリアラインにおいても重要な技術です。⇒続きはこちらをクリックください。
 
 

事務連絡

■資料(ハンドアウト)・会場案内について
・セミナー開催日の1週間前までに受講登録をされた方には、事前にハンドアウト(PDFファイル)および会場案内を電子メールにて送信いたします。
・原則としてセミナーの5日前~前日までに送信する予定ですが、開催3日前(日曜日のセミナーでは木曜日朝)までにハンドアウトのご案内メールが届かない場合は、seminar@g-lab.bizまでお問い合わせください。なお、金曜日の17時以降のメールにはお応えできない場合がります。
・ハンドアウトデータ(PDFファイル)を送信するため、必ず個人のパソコン用のメールアドレスにて会員登録を行ってください。携帯メール、職場の共用のメールアドレスは不可とさせていただきます。登録メールアドレスの変更を希望される場合は、メールにてセミナー事務局にご連絡ください。
 

■注意事項
 開催中止の場合
参加人数が最低規定数に満たない場合、天災、交通事情、講師の病気・事故等の止むを得ない事情により、開催を中止する場合がございます。その際、既に参加お申込の方には別の開催日程への振替、または受講料返金をご選択いただきます。なお、交通費、宿泊費等の受講料以外の費用の補償には応じかねます。
 郵送物なし
本セミナーのチケット等を郵送することはございません。ハンドアウトや資料は電子メールでお送りします。
 領収書当日配布
セミナー当日にお配りするネームプレートの裏面が領収書となっております。宛名は空欄となっておりますので、適宜ご記入ください。
 無断複製の禁止
事前に配布するセミナーハンドアウトは個人使用を目的とした使用のみを許可しています。デジタルデータ、紙出力を問わず事前配布資料の無断複製、配布、第三者への譲渡を固く禁じます。
 無断撮影の禁止
セミナー風景(講師、他の受講者、スクリーン)のビデオ撮影・写真撮影・音声録音を固く禁じます。なお、休憩時間中の展示物や実技パートナーの写真撮影は禁止の対象外とします。
 インターネットへの公開
本セミナーの価値を多くの方に知っていただくため、SNSやブログへの投稿を歓迎します。ただし、写真に他の受講者や講師が写っている場合は、個別に許可を得てから投稿してください。
 コンセント使用の禁止
事故防止の為、会場内のコンセントを使用してのスマートフォン・タブレット・パソコン等の充電は不可とします。緊急の場合は、セミナースタッフ・講師へご相談ください。

 
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